diary/Kojima
・次世代initシステム
まだ具体的にどうするかは決めてないけど、あれこれ試しているメモ代り。
○sysvinit
処理手順がシェルスクリプトで書けるので分かりやすい。
古くから使われていて、広く知られている
処理がシリアルにしか進まないので、起動処理の高速化は困難
○systemd
さまざまなプロセスを同時に起動可能で起動処理が迅速
プロセス管理がcgroupベース
各種プロセスの起動制御ルールが独自の記法
linuxの機能が前提なので、多分linux以外では利用できない
開発者がGNOMEコミュニティ
○upstart
systemdよりはsysvinitとの互換性を考慮
Canonical/Ubuntu 向け
systemdほど起動速度の高速化はできなさそう
○Init-NG
未テスト。開発は停滞中?
- いずれの方法を取るにしても、現状のrcS/rc.M/rc.inet{1,2} あたりは機能ごとに分割して、/etc/rc.d/rc.initd/にあるようなスクリプト群にしてやる必要はありそう。細かなところまでは見てないけど、多分そうすることは可能なものの、起動時間を短縮するためにそこまでする必要があるか、というあたりは悩ましいところ。確かに起動時間は短い方がいいものの、過去との互換性を犠牲にしたり、新しい方法を学ぶためのコストをかけるだけの価値はあるのだろうか? -- kojima
- さらに言うと、Plamoのrc.S/rc.Mな仕組みは、sysvinitの機能をロクに使っていない、古いBSDスタイルを踏襲している(元々のSlackwareがそうだったからだが)ので、sysvinitとの互換性を重視されてもあまり関係ないというか(苦笑) その意味で、切り替えるとしたらsystemdあたりになりそうだけど、KDEでもsystemdがデフォルトになってからでもいいかなぁ、、という気もするところ。 -- kojima
- BSDっぽい起動スタイルの Arch も systemd になってるのでその辺り参考になるのかも? cgroup は興味があって調べてますけど,cgroup が必要と言われるとかなり違和感ある systemd です.:p -- TenForward
- 短所が、開発者がGNOMEコミュニティ、ってどうしてこんなことに(笑) -- 通りすがり