・久しぶりのニューマシン(その5)
必要な部品が揃ったので、さっそく組み立ててみる。
Corei7 CPUと付属のCPUクーラー。
同じくらいの値段で875Kという倍率ロックフリーなCPUも出ていたのだけど、 875KはCPUクーラーが付いてないらしいので、CPUクーラー分だけでも安いかと870を選択。 実際、CPUよりも3回りくらい大きい立派なCPUクーラーだった。
マザーボードの方は、ソケット部にカバーが付いている。
外すと、LGA1156の名前通り、1156本の端子がずらっと並んでいる(もちろん数えたわけではないが :-)
昔のマザーボードだと、CPUを固定するレバーを正しい場所に入れるのにかなり力が必要だったけど、 最近のマザーボードだと、位置を合わせてCPUを置いて、
カバーを正しい位置に合せた上で固定用のレバーを元の位置に戻せばいいだけになっていた。 カバーとレバーが独立に動いて、カバーを先に正しい位置に設置しないと固定用のレバーが正しい位置に入らないようで、 みごとなfools proofな設計になっているなぁ、と感心。
CPUクーラーも周囲の4つのピンをマザーボードに押し込めばきちんと固定されるようになっている。 前に自作した時はCPUクーラーの固定に力がいって結構苦労した記憶があるけど、それに比べるとはるかに楽になっているなぁ。
メモリも同じのを4枚挿すので、特にチャンネルとかは気にせずに設置。
一方、PCケースの方も、まず新しい電源を設置しておき、
メモリまで載せたマザーボードを設置した。このケースはATXの標準的なタワー型なので、内部はかなり余裕があって、 取り回しに気を使う必要も無さそう。
ちょっと困ったのは、背面パネルの形状に示されるように、USBポートはいっぱいあるけど、PS/2ポートが1つしか無いこと。 まぁ、最近だと、マウスかキーボードしか接続できないPS/2ポートよりも、マウスやキーボードを含め、 より多様な周辺機器が接続できるUSBポートを多めに用意しておく方が便利だとは思うものの、 手元ではPS/2なKVMスイッチを使っているのでちょっと困ったところ。 まぁ、本格運用はPS/2 -> USBの変換器でも使うことにして、唯一のPS/2ポートにはとりあえずキーボードをつないでおこう。
ATI RADEON5770なビデオカード。ファンが巨大だ。。。
マザーボードに接続してみると、PCI Expressのポートだけでなく、1つ下のPCIのポートまでふさいでしまう。 話には聞いていたけど、これが2ポートふさぐビデオカードというやつか。。
まぁ、ネットワークカードやサウンドカード、ビデオカード、SCSIカードとかをPCIポートに接続していた時代だと 2ポート占拠するようなカードは顰蹙ものだったろうが、最近だとほとんどの機能がマザーボード内蔵になっているので、 ビデオカード以外に接続するカードもないから問題にはならないのだろうな。
とりあえずここまで組んで、通電テストをしてみたら、長めのビープ音が1回するけど、画面が出ない。 あれれ、と思ってマザーボードを確認すると、CPUファンもビデオカードのファンも動いている。 よく見ると、キーボードの方にはパワーが来ているので、どうやらビデオカードの問題らしい。
おかしいなぁ、、と思って、ビデオカードを外してよく見ると、PCI Express用の6極の電源端子が付いている。 この端子に電源をつないでやれば、無事BIOSの起動画面を見ることができた。
久しぶりの自作PCだったけど、最近はマザーボード上に必要な機能のほとんどが載っているので、ずいぶん楽になった印象。 ISAバスの時代は拡張カードごとにIRQを設定してやらないといけなくて、PCIになってそれが無くなって楽になったと思ったけど、 最近は拡張カードはビデオカードくらいしかないので、ほとんど悩むことは無くなっているなぁ。 これが次の世代のCPU(Clarkdale)とマザーボード(H55)になると、ビデオカードすら不要なので、さらに単純な構成になりそう。
無事、マザーボードレベルでは動くようになったので、さっそくHDDを接続してPlamo Linuxを入れてみることにした(続く)