diary/Kojima

・普天間問題

結局、辺野古沖 + 徳之島 ということになりそうだけど、八方美人的にあちこちにリップサービスをしていたうちに、結局八方塞がりになってしまった、って感じだな。 これを「腹案」だと言うなら、文字通り、鳩山首相が腹を切って出さないといけないレベルの案という印象。

結局、自民党政権が十数年かけてまとめた辺野古案を、思いつきレベルの話でかき回して、収集がつかなくなってしまったような感じだなぁ。

この先、夏の参議院では惨敗しそうな感じだけど、衆議院では圧倒的な議席を持っているから、あと4年はこんな政権が続いていくだろうことを考えると、 民主主義とは何か、レベルで考えてしまうことになるなぁ。 まぁ、この手の失敗を自律的に修正できるのが民主主義の良いところだとは思うけど、もう少し低コストで何とかならないものかなと感じるところも事実。 でも、そこでヘタに手抜きをしようとすると、北朝鮮みたいな世界になるのだろうなぁ。。


・「けいおん!!」のCD

がオリコンの週間チャートで1、2位になったそうな。

個人的には「けいおん!!」のアニメは見たことないので評価できないけど、 某所で講義している情報社会論的に見ると、最近では「モノ」としてのCDの価値は、プレミアグッズ的になってきたのかな、という印象。

最近だと J-POP(という括りが有効かどうかはよく分からんが)のファンとかは、「楽曲」を購入できる iTunes とか 着うた とかで購入して、 モノとしてのCDを求める人はかなり少なくなっているのに対して、アニメファンはキャラのイラストの載ったジャケットとかを求めるからモノとしてのCDのニーズはそれなりにあって、 その結果がこういう形になったような気がする。

逆に言うと、今の CD は、「楽曲」という情報を伝達する素材としては高価すぎる印象で、多分、アルバム1枚1000円くらいが適正な価格な気がする。 かってのオーディオマニアな人間からすると、LP1枚の価格が2500円が適正だとすると、CDはモノとしての大きさでは LPの1/6 くらいだろうから、 モノとしての価値は400円くらいでもいい気がするところ。

まぁ、モノではなく「情報」を扱っているから、というところで甘く見るとしても、多分、同人CDの大半が取っている1000円くらいが妥当な価値かなぁ、という印象。 少なくとも、同人CDは数百枚のレベルで収支が合っているようなので、商業CDで数万枚売るなら、その半額くらいでも利益は出るだろう。 そういう風に見ると、CDの値段が2500円とか3000円するのはいかにもボッタクリすぎるという感じ。

CDが出た当時はデジタル編集用の機材とかも高価だったから、それなりの価格を付けるのも仕方ないかなと思っていたけど、 最近では個人の PC 上でも十分すぎるくらいのデジタル編集ができるのだから、CDの値段が昔からそれほど変っていないのは、 作り手側の怠慢以外の何ものでもないだろう。

まぁ、最近は同人CDくらいしかCDメディアは買ったことが無いのでCD業界がどうなろうと知ったことではないのだけど、 自身の怠慢を棚に上げて、「ファイル共有や違法コピーが悪い」みたいな主張をしてくるのは迷惑千万という感じ。



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Last-modified: 2021-12-17 (金) 16:35:42