diary/Kojima
・plamo-4.72_no_I915_KMS.iso
ハードウェア環境は「unichrome なビデオチップ」ということ以外よく分からないので、イマイチ該当範囲も把握しづらいのだけど、
Plamo-4.72 ではデフォルト ON になっている CONFIG_DRM_I915_KMS の影響で画面が正常に表示されないマシンが
あるそうなので、とりあえずこのオプションを切ったインストーラとカーネルだけを収めたCDイメージを作ってみた。
# unichrome なマシンでも問題ない旨も報告されているので、個人的にはモニタ側も疑っていたり
再現条件が分からないので紹介しづらいところだけど、デフォルトのインストーラだと起動途中で画面が飛んでしまう現象が発生した
場合、こっちのCDイメージを試してみてください。
- 書き忘れてたけど、このCDイメージにはインストーラと plamo/{00_base,01_minimum,08_kernel}/ のカーネルがらみのパッケージしか入っていないので、流れとしては、1)このイメージでブート、2)DVDをplamo-4.72に入れ変えてインストール & 諸設定 3)インストール終了後、/mnt 以下で起動したCDイメージのカーネル関連パッケージにアップデート(CDを入れ変えてマウントし直し、必要なパッケージを /mnt/tmp あたりにでも cp して、chroot /mnt して update -f で入れ替えるのが分かりやすいかな?) 4) ブートローダに lilo を選んでいる場合は /sbin/lilo の再実行(grub ならば特に何もしなくても新しいカーネルで上がるはず) みたいな流れになると思ふ。 -- kojima
- まあ、モニタ説が正しいとするならば、最近の高解像度対応ビデオチップと一昔前の中低解像度対応モニタの組み合わせのハード環境すべてに該当するのではないかしらん。 -- azuki
- あ、でもだとしたら、nomodesetが効かないという理由が解らないですね。 -- azuki
- 手元のUniChrome ProなVIA SP13000が平成17年購入なのでUniChromeというとそれ以前のはず最近の高解像度対応ビデオチップに該当するかな? -- 名倉
- noI915_KMSなkernelsrcパッケージの中を見たところ,usr/src/linux-2.6.32.9/install/doinst.shが紛れ込んでいました。
単純に消せば良いのかと思ったら,そうではなさそうで,以下のような状況になっているようです。
* オリジナルのkernelsrcパッケージのinstall/doinst.shに含まれていたsystem.dtsのシンボリックリンク処理が,noI915_KMSなkernelsrcパッケージに含まれていない。
* 一方,noI915_KMSなkernelsrcパッケージにはusr/src/linux-2.6.32.9/install/doinst.shがあって,その中にsystem.dts,bzImage,asmのシンボリックリンク処理が含まれている。
オリジナルのkernelsrcパッケージのdoinst.shの内容に合わせれば良いのかな。> noI915_KMSなkernelsrcパッケージ -- tamu
- よくよく見ると,kernel_headersパッケージはオリジナルとnoI915_KMSなのと中身的に同じですね。
カーネル再構築するときに,/boot/configを/usr/src/linux/.configにコピーすることを忘れなければ,00_base/kernelパッケージだけ入れ替えれば良さげな感じかな。 -- tamu
- そー言えば、.config の設定を変えただけだから、ヘッダーやソースコードは不要だったな(苦笑 -- kojima
- 手元のVIA CX700MもUniChromeかなぁと思って試してみたら、インストーラの起動途中で画面が飛びました!!
統合グラフィックプロセッサは、VIA UniChrome Pro IIでした。
UniChomeファミリーの範囲では、UniChromeとUniChrome ProはOKでUniChrome Pro IIはNGということかな。
画面が飛ぶとき、何かメッセージが表示されているかも。 -- azuki
- すみません、質問です。
インストーラやP-Plamoの起動メッセージをシリアルコンソールに出力するにはどうすれば良いですか?
ISOLINUXのメッセージはシリアルコンソールに出力されますが、boot:プロンプトで「plamo console=tty0 console=ttyS0,9600n8」とか入力してもダメみたいです。 -- azuki
- あれ? CONFIG_SERIAL_8250=mになってますね。yじゃないとダメなような。 -- azuki
- カーネルの設定を見直していたら、VIA のフレームバッファ用ドライバがモジュールになっていたことに気づいたので、これをビルドしないようにして I915_KMS は on にしたカーネルを使ったインストーラ(というか起動テスト用イメージ)を plamo.linet.gr.jp の Plamo-test/boot_test_via.iso に置いたので、これだとどうなるか試してもらえるとありがたいです。 -- kojima
- まぁ、 I915_KMS を有効にするよりもカーネルパラメータで選べるようにした方が安全だと思うので、次のカーネルからはそういう設定にするつもりなので、どうでもいい気もしないでもない(苦笑 -- kojima
- VIAのフレームバッファ用ドライバをビルドしないようにしてI915_KMSはオンにしたカーネルを使った起動テスト用イメージを試してみます。
とりあえず、手元のIntel系ビデオチップなマシンで起動確認してみたのだけど、途中で最大解像度になりました。
今回の起動テスト用イメージは、Plamo-4.72インストーラのカーネルからVIAのフレームバッファ用ドライバを抜いたものですよね?
それなのに、Intel系ビデオチップなマシンで、640×480の解像度ではなく最大解像度になったのは、なにゆえですか?
念のため、CONFIG_SERIAL_8250=yとCONFIG_SERIAL_8250_CONSOLE=yにした起動テスト用イメージに作り直しておきます。
VIA CX700MのUniChrome Pro IIなマシンで試して画面が飛んだ場合、あわよくば何か情報が取れるかも。
今夜は習い事があるので、結果報告は明日になると思います。 -- azuki
- おっと失礼、今回のカーネルは VIA fb モジュールの有無の影響だけをチェックできればいいかと思って、通常のインストーラのようにインストールに不要なモジュールを削除する作業をしていない、ビルドしたままのものを使っていました。そのため、Plamo-4.72のインストーラでは削除している gpu/drm/ 以下のDRM用のモジュールが機能してししまい、インテルなビデオチップだと解像度が変更されてしまうのでしょう。 -- kojima
- CX700MマシンをVIA fbモジュールなしI915_KMS有効なカーネルで立ち上げた結果、正常起動しました。
今後のPlamoカーネルはI915_KMS無効にされるとのことなので、まあどうでも良かったわけですが、
I915_KMSの有無とVIA fbモジュールの有無が連動しているカラクリが、いまいち分からないですね。
なにはともあれ、I915_KMS無効の設定は安全サイドだと思うので、よろしくです。
ついでと言ってはなんですが、ブートアップ(ペンギン)ロゴも有効にしてもらえるとありがたいです。
今回の起動テスト用イメージだと普通に正常起動したので、オリジナルのPlamo-4.72インストーラに
CONFIG_SERIAL_8250=yとCONFIG_SERIAL_8250_CONSOLE=yを付け、起動途中で画面が飛ぶまでの
ブートログの抜粋を貼っておきます(ここから先はブート処理が停止する)。
vgaarb: device added: PCI:0000:01:00.0,decodes=io+mem,owns=io+mem,locks=none
vgaarb: loaded
:
:
vga16fb: mapped to 0xc00a0000
Console: switching to colour frame buffer device 80x30
fb0: VGA16 VGA frame buffer device
:
:
Linux agpgart interface v0.103
agpgart: Detected VIA C X700 chipset
agpgart-via 0000:00:00.0: AGP aperture is 128M @ 0xf0000000
:
:
VIA Graphics Intergration Chipset framebuffer 2.4 in itializing
fbcon: Via (fb1) is primary device
fbcon: Remapping primary device, fb1, to tty 1-63
シリアルコンソールの設定は、デフォルトで有効になっている方が吉だと思いますが、いかがでしょう。
必要に応じて、カーネルパラメータで出力先を指定できますし。
長文失礼しました。 -- azuki
- デフォルトのインストーラだと起動途中で画面が飛んでしまう現象が発生した場合、
1番目のコメントの方法でインストールするのはちょっと面倒くさ いので、mkisofs
が使える環境が手元にあるんだったら、
(1) plamo-4.72_no_I915_KMS.isoをループバックマウントして、isolinux{config,vmlinuz,
System.map,initrd.gz}およびplamo/00_base/kernel-2.6.32.9_noI915_KMS-i586-P2.tgz
をローカルディスクにコピーしてアンマウントする。
(2) kernel-2.6.32.9_noI915_KMS-i586-P2.tgzは、ファイル名が仰々しいので、
kernel-2.6.32.9_plamoSMP-i586-P2.tgzぐらいにリネームしておく。
(3) デフォルトのインストーラ(plamo-4.72_dvd.iso)をループバックマウントして、cp -aで
ローカルディスクに全体コピーしてアンマウントする。
(4) 全体コピー先トップディレクトリ名をPlamo-4.7にしておく。
(5) (1)(2)で取っておいたファイル一式を(3)(4)のディレクトリ内に差し替える。
(6) more plamo-4.72_dvd.isoとかやって、スペースキーを数回押すと、mkisofsのコマンド行
オプションが見えるので、それを参考にmkisofsを実行する。
(7) 出来上がったisoイメージをDVD-Rに焼く。
の手順で作ったインストーラでインストールするのが楽だと思います。
インストール後カーネル再構築するんなら、あらかじめ/boot/configを/usr/src/linux/.config
にコピーしておけば良いわけですね。 -- azuki
- おっと、rootdelay=10を追加した slow なラベルは作ったけど、シリアルコンソールを入れるのは忘れていたや(苦笑 > 2.6.32.10 カーネル -- kojima
- シリアルコンソール、次回よろしくお願いします。ついでに、ペンギンロゴも忘れずによろしくです。
あと、I915_KMSが無効になっていませんでした。> P-Plamo-100325_dvd.iso -- azuki
・非実在青少年
正直、冗談だとしか思ってなかったんだけど、東京都が青少年育成条例の改正案として
「服装やセリフ等で未成年を思わせるキャラクタ」を「非実在青少年」と定義して、
そういうキャラクタに対する性的行為等の表現を規制する条項を提案しているそうな。
まぁ、個人的には「表現の自由」を制限するような規制には基本的に反対の立場だけど、
かって「児ポ法」の改正後しばらくは、あらゆる成年コミックに「作中の登場人物はすべて18歳以上です」
とかのただし書きを付けてたのがいつの間にかなしくずし的に無くなっていたり、
書店の成年コミックコーナーに並んでいる表紙群の目を覆いたくなるさまを考えたりすると、
多少は表現方法に制限を加えた方が「成年コミック」というジャンルとしての奥行が増えるような気がしないでもない。
あまり最近の成年コミックは見てないのだけど、えのあきらさんの「吸血鬼カーラ」とかみた森たつやさんの「さらくーる」とかは、
しっかりしたストーリがあってキャラも立っていて面白かったがなぁ。
最近の成年コミックにもこういうしっかりした作品はあるだろうとは思うものの、ちょくちょく目にするのは設定とかストーリーも似たような、
ただただそのシーンを描写するようなのばっかりなので、そういう直接的な表現は禁止するようにした方が、
物語の奥行を深めて、想像力をかきたてるような表現になっていく気がしないでもない。
しかし、逆に言えば
年齢又は服装、所持品、学年、背景その他の人の年齢を想起させる事項の表示又は音声による描写から
十八歳未満として表現されていると認識されるもの
を非実在青少年とするならば、500歳と495歳という設定になっている吸血鬼姉妹なんてのはどんなに幼女に見えても該当しなくなるので、
成年コミックの設定がファンタジーとかSF系にシフトしていくだけかも知れんな(苦笑
- そう言えば、「吸血鬼カーラ」にしても「さらくーる」にしても、そういう設定の話だったような.. -- kojima