diary/Kojima

・UFO にゴジラ..

町村官房長官が定例会見で「(国の公式見解としては認めないが)個人的には UFOの存在を信じている」といって大ウケしたせいか,石破防衛相が「ゴジラや モスラなら災害派遣だが,UFOが襲来した時にどういう根拠で自衛隊を出動させ るか,個人的に研究してみたい」とか言いだしたと思ったら,今度は防衛省 の報道官が「ゴジラが日本に襲来する事態を想定した机上研究を旧防衛庁時代 にやっていた」とか言ったそうな.

まぁ,アフガンやイラクでテロリストの自爆攻撃に直面している米国とかから 見ると「平和ボケ」と言われかねないだろうけど,個人的にはこういう「あり えないことを考える」というのは頭の体操というよりも,(現行法の)限界条件 のチェックという意味で結構有効だと思っている.

プログラマな人種だと境界条件のテストが重要なことは理解していると思うけ ど,自分のコードが暗黙のうちに仮定している条件(扱うデータ量とか設定され るパラメータとか)外の状況というのはテストの時とかでもついつい無意識的に 避けちゃいがちだから,こういう感じで明示的にありえない条件を想定して, そういう場合にどういう風になるかを考えておく,というのは決して無駄なこ とでも,平和ボケでもないとは思う.

このヘンの話を聞いて思いだすのは,今昔物語だったか「もしリクエ ストがあった際に対応できるように,越天楽を逆様に演奏するように練習してい た笛の名人」の話.実際にあるかどうかは分からないし,無い可能性の方が高そ うだけど,もしあった場合にも慌てないように事前に準備をしておく,という のは,プロの仕事としては必要なことだと思う.ただ、そういう部分を 表に見せないのもプロの仕事ではあるのだけどな。

# 「こんなこともあろうかと..」というセリフとともに新しい発明品を取り 出す某メガネっ娘の姿が脳裏に浮んでいるのはナイショ(笑



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Last-modified: 2021-12-17 (金) 16:35:41