[[diary/Kojima]]
・口蹄疫
宮崎の方から口蹄疫で家畜の殺処分のニュースを聞くたびに、大変だと思う反面、何か違和感なようなものを感じていたのだけど、
それが何か少し考えてみた。
多分、私が感じている違和感は、本来、生き物として「いのち」を全うすべき肉牛が、
口蹄疫に感染するとまるで工業製品の「不良品」のように処分されてしまうところに由来するのだろうなぁ。
別に、鳥頭の首相のように「いのちを守りたい」と思っているわけではないし、
安くてうまい牛丼もありがたくいただくのだけれど、
たとえ肉牛という屠殺されて食肉にされることが決まっている「いのち」だとしても、
人間側の勝手な都合で「不良品」のように処分してしまうことは許されないと思うし、
そういう傲慢なことをしていると、自然からひどい しっぺ返し が来るような気がしてしかたがない。
考えてみれば、狂牛病も、人間が肉牛を効率よく太らせるために、肉牛の廃棄部位を飼料に加工して、
いわば牛に共食いをさせるようなことをしたところから生じたように、人間の都合だけで「いのち」をもてあそぶようなことをしていると、
思いもかけないところからしっぺ返しがくる、自然というのはそういう風にできているような気がして仕方ない今日このごろ。
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