[[diary/Kojima]]

・ペタフロップス

理研が開発した分子動力学コンピュータが理論ピーク性能 1 ペタフロップス(1000兆回/秒)
になったとか([[PC watch の記事:http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0619/riken.htm]])

もともと GRAPE って,東大が天体力学のシミュレーション用に開発した専用マ
シンだったと記憶しているが,最近は理研が引きついで分子動力学に適用して
いるんだなぁ.確かに天体力学にせよ分子動力学にせよ,要素間の相互作用の
シミュレーションだから通じるものがあるのだと思うが,天体力学という極大
の世界と分子動力学という極小の世界が通底するというのは興味深いものがあ
るな.まぁ,最近の理論物理学とかは分子レベルではなく,素粒子の下のクォー
クのレベルまでを扱う統一理論を作ろうとしているそうだから,分子レベルと
宇宙レベルは大きい方で同等に見れてしまうのかも知れないが..

特定の計算専用のハードウェアとしても「ペタフロップ」という計算速度が見
えてきたのは感慨深いものがあるな.


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